2011 温もりを求めて

夫婦・親子・人間関係・機能不全家族・発達障害ADHD・虐待・トラウマ・ネグレクト・セックスレス・モラハラ・産前産後の不安などについて。

夫婦でも親子でも言えること…とも思う

本日のHP blogです。

令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されましたね。

今朝以下のようにSNSでポストしました。
『その人のしんどさを(目に見えない障害)経験のないカウンセラーが
世間一般の標準に合わせてはならない
その生き辛さを
何も知らないのだから
カウンセラーに唯一出来ることは
本来はそのクライエントに全振りして聴くことです
それしかできないのです
でなければクライエントを傷つけるだけ』



文字数の加減で収めきれないところがあるのですが…
句読点も無くさないと文字が打てないという😅

今日は合理的配慮について思うところを書いていきたい。
当事者でない方は興味がないかもしれませんが
「令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されました。」ので
知っておかれるのも良いかなと思います。

何が最善か。それは誰が決めることなのか?

カウンセリングに来られるクライエントに対して良くあるのが
カウンセラー側に「良かれと思って…」が発動して
クライエントに対して発言する言葉や態度で
傷付けてしまうケースです。

カウンセリングの時間
ここで語られる内容は
ある意味特別な時間で社会の常識から一旦離れ
異空間の中で起きる時間かもしれません。

ですがクライエントが日常感じている恐れや不安からも離れることができ
少しずつ安心と安全を感じる。
…ということもあるかと思います。

それでも頭ではわかってるんですよ。
ここで言えても一歩セッションルームから出て玄関を開け社会に戻ったら
通用しない人が沢山いる。なんてことはね…

その世の中で自分に対して抑えていることを少しずつ恐れや不安を脇に置いて
カウンセラーと共にいる中で出していくと
出してみたからこそ分かる新たな発見や感情や景色が見えてくる。

だから自分に抑えていることを開放する時間は、
その人の知性を回復させる働きがあると私は思うし
新たな発見と感情と景色が見れたことで自分にとって何が最善かが見えてくる。

これがそのクライエントにとって今必要な情報や行動だと思うのです。

その最善を自分で見つけられるのに
カウンセラーの「良かれと思って…」が発動して
クライエントが自分自身で決める権利を奪うとは何事かと思うのです。

世の中は目に見えない障害に対して理解を得にくいから
その社会の中で生き抜くために理解を得ることに執着するのではなく
強く生きることをカウンセラーが無言で潜らせて
クライエントにその生き方を強いることは残酷です。

目に見える障害は理解を得やすくて
目に見えない障害は理解が得にくい。

という事ではなく

目に見える障害の人と目に見えない障害の人を比較し
重さをジャッジするものではないからです。

一人一人が抱える困難さ、生き辛さは違いますし
ましてその経験などないカウンセラーが判断するものではないはずです。

SNSではカウンセラーを出しましたが、これは社会にも当てはめることができます。

理解を得にくいと知りながら発信したりお願いをする当事者にとって
その行動一つ一つにどれだけの勇気が必要か?

私は思うのです。

例えば
自身が発達障害を抱え、その生き辛さを理解されず
そこと
「誰しも生き辛さは内容は違えど持っているものだから」と
言われてしまったら、当事者は何も言葉を返せなくなります。

当事者が自分の障害を開示した上で
「だから〇〇していただけると助かります。」
と訴えがあったなら、それは我が儘ではなく
お互いにとってスムーズにいく為の当事者からのお願いなので
お引き受けいただけたらありがたいです。

それは当事者がスムーズに行くために沢山考えた上でのお願いなので。
そしてそのお願いの内容は
一人一人違うのです。
当事者が必要なことを考えて決めることです。
外部が決める事ではありません。
(我儘だと捉えられる事を当事者は恐れています。
当事者が不在の中で勝手に決められてしまうことは論外です。)

合理的配慮について

内閣府より


ざわざわした中で集中できない人がイヤホン着用のお願いがあったなら
それは仕事に差し支えるわけですから必要なことです。
これは双方にとっても仕事がスムーズに行くのですから。

私は携帯会社で携帯を新しくするとき
色々ごちゃごちゃ説明されてもすぐに頭がパンクするので
必ずその時の担当者に
「すぐに頭が一杯になってしまうので何度も同じ事を繰り返し聞くかもしれません」
とお伝えしておきます。
そうすると一枚一枚の説明に対して何の説明かわかるように
見出しをつけてくださったりして助かったことが何度もあります。

そうすることで繰り返す質問が圧倒的に減りました。

お互いにとって事故なくミスなく無駄な時間を無くせる意味でも
合理的配慮は大切なことです。

それはその人一人ひとりが出来ることと出来ないことを
しっかり知っておく必要があります。
出来ないのに「出来ない」と言えない環境がもしそこにあったなら
それはその環境にも問題があります。

そしてね、これ、夫婦関係にも育児にも繋がる問題です。

広く知っていただけるといいなと願います。

本日の音声配信 stand,fm

壮大な願いですが誰もに優しい世の中になるといいなと切に願います。
私達は手を携え助け合う事ができる人間です。
自分が出来る事、出来ない事を認識し出来ないことを恥じる世界ではなく
お互いが補い合える関係であれば仕事もスムーズですね。
今日は合理的配慮について話してみました。

fujita-soudan-nara.com

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藤田 侑杏恵🍀親子・夫婦・人間関係・心理カウンセラー・発達障害ADHD当事者・九星気学運気予報士