その人にとって夫婦間の裏切り行為は「愛がない」ことの証明になる。
何も夫婦に限ったことではない。
我が子からの裏切り、嘘をつく、誤魔化される。
これらの行為も自分への「愛がない」ことへの証明になるんですよ。
愛が分からないし知らないし自分の中に無いんだから。
だから欲する。
証が欲しい。
安心したいからね。
それだけずっと強制的に誰かの為に生きてきたとということです。
「私を愛しているのなら〇〇してくれるよね。」
「なぜ私のことを愛しているはずなのに、そんな事をするの?(言うの?)」
「つまり、そういう事をするって事は〇〇ってことよね!!!」
例えば、浮気や不倫は相手を傷つける行為ですし
この国は一夫多妻制ではないのですから
それは、アカンですよ。
愛着障害
これは私が個人的に思うことですから、これが全てだとは思わないでくださいね。
私は昭和の第二次ベビーブームの世代なのですが…
あの時代の家族関係ってほとんどが機能不全家族であり
愛着障害は大なり小なり誰しも持ってるものなのじゃないの?って思うんです。
男たちは夜遅くまで仕事して飲んで帰ってきて…
とか
いつも父親はお酒飲んでいて…
とか
母親たちは嫁姑問題や社会的にも働きたくとも
旦那の許可や条件クリアーが必須だったりして
それは、なかなか大変な時代で…
歯を食いしばって耐えていた女性たちが沢山いた。
そして子育ても、そんな中でやらなければならなかった。
子供のことで心配なことがあって旦那さん相談しても
「俺は仕事して帰ってきてるんだ。
子供のことはお前に任せてある。」
とか?
でも何か問題が表に出た時
「お前は一体どんな育て方を今までしてきたんだ?」
なんて言われて責任を押し付けられたり。
ちなみに、私の親は寝室でよく話し声が聞こえていました。
寝る前に相談していたっぽいなと思います。
父親は母親の話は聞いていた方だと思いますが…
それでも、、、
私の母親は会話が難しくて(通じない。一方通行的な)
自分の思う通りに子供が反応しないと
怒り方が異常だった。
(後にこれが私の子育てに大きく影響をするんです。)
怒り出すと、もうそこからは誰にも止められず
ただひたすら嵐が過ぎ去るのを待つしかなく
たった一言でも反論しようものなら連続ミサイルが飛んできて心をズタボロにされる。
顔は般若のようになり、あの顔は忘れられない。
今、思い出すと母は愛に飢えた常に不安定で自分に注目が得られていないと
承認を子供に求めて、非常に面倒くさくて厄介な人でした。
父親も問題を抱えていたので(多分幼少期からの)愛情表現の仕方が下手で
高価なものを与えることで誤魔化していたように私は思っている。
二人とも、言葉を知らないし、体で表現することも知らない。
知らないというか…分からないっていうのもあったと思う。
それでも、子供の私から見るとですが
二人とも好き同士で、ただ言葉で伝えることの困難を抱えていた。
と思っている。(本当のところは知らんけど!)
約束は絶対。
その人にとって自分の存在価値とか愛されているかの確認作業の一つに
「約束」がある。
突発的な何か急用が入っても「自分を優先してくれるか否か」で図る。
だから帰宅時間、門限、待ち合わせ、大幅に遅れられると機嫌が簡単には直らない。
これな、夫婦だけの生活の時はまだいいんです。
問題なのは子供ができた時です。
精神的に常に不安定で一人で考えてやることはハードルが高い。
これは育ってきた環境の中に
「親の意向に沿う」事を強いられてきたとか
「親の顔色を常に見て、何か機嫌を損ねたり、やらかした時にはその後の家にいる時間は
居場所がなく、どこにいたら良いか分からない。」
「親の期待に応えられないと罪悪感を感じさせるような言葉を投げてくる。」
つまり
自分を消して耐え続けて生きてきた時間が長いことによる「怒り」を密かに抱えつつ
自分を消されたことによって「自分の考え」とか
「自分は何が好きで何が嫌いで何がしたくて何がしたくないのか」
何にも分からないから
「自分で好きにやってもいいよ。」
って言われたら
宇宙に放り出された感じになって、ただただ怖くて何にもできない人
が出来上がるんです。
「自由にやっていいよ。」って言ってくれてるのにね。
でも結婚したあたりから密かに抱えてきた「怒り」が表にで始める。
何年も耐え忍んできたわけです。
「怒りちゃん」は、もう限界を超えてますから誰かに知ってもらいたくて仕方がない。
愛された感覚のないまま大人になったんですから、よく耐えてきましたよ。
だからこれからは、やっと親と離れて暮らしていけるんですから
愛がわからない分、愛の証明を探すんです。
その一つが「約束」です。
・自分の存在を肯定したい。
・自分が愛されている証明が欲しい。
・自分に見える形で。
・自分にわかる方法で。
そして、それが証明されなかったとき
「裏切られた」と感じ
「許さない!」ってなるんです。
これはパートナーであっても、我が子であってもです。
自分が愛してる分、同じかそれ以上の愛を相手から感じられないと
安心できないんです。
相手を
可愛くて可愛くて可愛がってるだけ
境界線がその分、取れなくなる。
愛着が形成されてこなかったことで
自分が愛で満たされていないので
愛し方が分からず一方的で身勝手な表現になり
相手を傷つけ疲弊させてしまいます。
当然、パートナーや子供だけではなく
友人関係や職場での人間関係でも困難になります。
漠然とした不安や涙が溢れてくる時は…
色々頑張った。
ずっとそうやって生きてきた。
だけど、なぜかうまくいかないの。
そういう時もありますよね。
でも、それが結構長い年月繰り返されていて自分でも頭ではわかっている。
・あんな言い方しなければよかった。
・どうして、傷つける言い方しか出来ないんだろう。
・本当は大好きなのに…
・嫌われることばっかりやってしまう。
そこまで自分を分析できているのなら、素晴らしいです。
あと半分ですよ!
今まで誰かの(親とか)思う通りにならないと叱られたりダメ出しされてきた。
でも、自分を出すと生きていけなくなるから堪えてきたんです。
ずっと自分を守るためにやってきたんですよ。
でももうそれ終わってもいい頃じゃない?
って本当の自分が教えてくれているのかもしれません。
ただ、やり方が分からなくて…
そりゃそうですよ!
今までとは違うやり方を一人で編み出すのは怖いってものです。
今からでも全然遅くないです。
夫婦関係
お子さんとの関係
友人関係もそうです。
大丈夫。
遅いなんてことは、ありませんからね。
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