奈良県生駒市で 離婚カウンセラーをしております。
主に 離婚・修復カウンセリング 親子・育児相談(保育士の経験もありますので色々な方向
から) 人間関係など・・・
心が傷ついて考えても同じところに戻ってきてしまうパターンが始まったら、一度のぞきにいら
してみてください。
お役にたてれば幸いです。
fujita counseling ふじたカウンセリング believe in yourseif -あなた自身を信じてー
http://www.fujita-soudan-nara.com/
年明けの最初のお教室・・・
その日は少し早めに向かいました。
恐らく宿題がたまっており、大変だろうと予測して、
セッションが入っており、少しハラハラしながらの午後となりました。
予想通り大変なことになっているかと思いきや・・
意外に部屋の空気は落ち着いておりました・・・
何故か・・・?
それはインストラクターの計らいで
「今日は目標について二つのことを作文に書いてもらいます^^」
・将来の目標
・そのためには今年の目標はどうしたらいいか・・・」
について・・・
そうか・・そうきましたか・・・^^;
なるほどね・・・
ですが、ふじたは内心「ちょっと待てよ・・・」
と心がざわめきます。
少しの時間、インストラクターが教室から出る時間がありました。
その時に「せんせい、なにを かいたらええか、わからへん・・・」
せやわなぁ・・・
園児さんから高校生までいるこの生徒さん達に同じテーマで書け言われてもなぁ・・・
言ってきてくれたのは小学生の低学年。
私「せやわなぁ・・・なにになりたいとかある?」
「・・・ない」
私「そしたら、目標になるような大人はいる?あんな大人になりたいなぁとか・・・」
「・・・ない」
私「そうかぁ・・・」
「でも、お父さんお母さんから”○○の仕事しなさい、そしたら給料ええで”って言われてる。
お父さんからは ”○○の会社へ入れ”って。」
私「あそう・・・そんで、そこへ入るんか?」
「うん」
私「自分の人生やで?自分で決めてええねんで?」
「・・・でも、そう言われてるから・・・」
子どもの人生です。
親が何気ない気持ちで放った言葉は子どもには何気ない言葉とは受け取れません。
軽はずみな気持ちで言ってしまったとしたら、それは残酷です。
「先生、俺、別にないし~」
私「そうか、あこがれるものもないか?」
「うん・・・だって、どうせなれやんし・・・」
私「まだ中学生やん。なんで決めつけるん?」
「だって、俺、”お前には無理じゃ”言われたし・・・」
可能性を伸ばすも殺すも、サポート次第じゃないでしょうか・・・
「先生、俺、まだ将来のことなんか考えられへんわ・・・」
私「せやなぁ・・・」
「将来のことなんか決めれるかよ・・・」
中高生に学校は、教育者は将来の目標設定を執拗に迫るときがありますね。
これは残酷です。
不安感を与えるだけです。
勿論、目標は大切でしょう・・・
でも、迫るのが良くないんです。
なぜ、暖かく見守れないのでしょう?
なで、そう急がせるのでしょう?
なぜ、折角生まれてきてくれたのに、考えを押し付け混乱させるのでしょう・・・
それは、押し付けている その人が”生きること”を楽しんでいなくて、
過去の失敗を悔やんでいるからではないでしょうか?
それだったとしたら、それはその人の問題ですね。
自分の問題に彼らを巻き込んではいけませんよね・・・
そして、子ども達が大人になることについて、
ワクワク出来ない状況を作ってしまっていること。
例えば「大きくなったら、○○になりたい!」
そうコミットメントしたときに、大人たちが夢も希望も無くなるような
傷を擦り付けてしまっているこの現状に寂しさが感じられますね。
でも傷を擦り付けてしまったとしても あなたが悪いわけではないのです。
本来の あなたは、そんなことをしたかったわけではありません。
そんなことを彼らに言いたかったわけではありません・・・
本当は、なんて伝えたかったのでしょうかね・・・
ちょっぴり悔しいかもしれないけれど、でも、その
本当は伝えたかったその言葉が、一番あなたが欲していた言葉かもしれませんね。
本当は、あの時、誰に何と言ってほしかったですか・・・?(^-^)
思い出してみてください。
それが、あなたの問題の一つかもしれませんね・・・