2011 温もりを求めて

夫婦・親子・人間関係・機能不全家族・発達障害ADHD・虐待・トラウマ・ネグレクト・セックスレス・モラハラ・産前産後の不安などについて。

親子関係:テレビの放送で流れてくる良き親の理想像に惑わされないで。

本日のHP blogです。

報道の中の世界は現実とギャップがある。

時々流れてくる
凄く良い親の姿を報道で見ること。
その逆もです。

まるで
ええ親のお手本と
悪い親のお手本のよう…

そして良きお手本のような親でない自分を攻め
悪いお手本の親を報道で見ると
今度は自分がその人を見て攻撃する。

どっちの親も「何のお手本でもないです」よ😊

今日は子育てへの心配や不安について。
テレビの放送などに惑わされる必要がないことをお伝えできればいいなと思います。


理想の母親像をテレビから強要されているかのよう…

いつもってわけじゃないんですけど、時々見ます。
テレビの特集なんかで、ある家族を取り上げる。
その家族は色んな辛い出来事があっても母親が頑張って子供達を苦労しながらも育て上げる。
または
子供の為に毎朝早起きして手作り弁当を作る。
または
子供が学校で必要な私物(布袋など)は母親が手作りして子供に持たせている。
または
どんなに忙しくて仕事で遅く帰宅した翌日でも欠かさず毎朝朝食を作って一緒に食べて学校に出す。

そうやって育ててもらった子供達が母親に感謝の気持ちを手紙に書いてカメラの前で伝える。
お母さんは感動して涙を流す。
仲がとっても良いファミリー。


私は不器用なのでお弁当は子供達が幼稚園の頃は冷凍のおかずに助けられておりました。
朝から電子レンジが「チン!」「チン!」「チン!」って鳴り響いてましたよっっっw
(健康に悪いと今思われた方、目を瞑ってね。)

小学校と中学校では、お給食があったので助かりました。
高校からお弁当になりましたが作るのは無理でした。
ママ友に言われましたよ。
「お弁当くらい作ってあげなきゃぁ〜」
そう言われても作れなかった😅
「学食で食べれる?無理ならコンビニで何か買ってってくれる?」

イケメン息子も、べっぴん娘も1年生という新人の分際で学食は席が取り辛いかもと思ったのですが
あっさり「ええで😂」と快諾してくれて助かりました。

幼稚園で必要な手提げ袋いくつかは義母が洋裁が得意だったので速攻でお願いしました。

朝食だけは頑張ったかな〜っっw

あの頃は社会的地位があるわけじゃない専業主婦で稼ぎがない私はテレビから流されてくる映像を見て
「私には無理だな。」と自分を蔑んでいました。

虐待やネグレクトで捕まった親がテレビで晒される。

ここで具体的に報道にあったことを書いても良いのですが
あえてやめておきます。

私のように自分には何もないと思っていた頃なんかだと
「なんて酷いことをするんだ。」
「親なのに。親のくせに。」

心の中で呟いて、「この親達より私はずっとマシだ」と思っていたね。
そう思うことで自分を慰めていた。(今の仕事につくずっと何年も前の話です。)

少年犯罪の報道から

ここでもあえてどんな少年犯罪があったかなんて書きませんが
多くの親達は恐らく

類似した報道に
専門家が話す内容に

耳をダンボにして聞き入り

どう育てたらこんなことをする子供になるのか?
うちの子は大丈夫か?

と思うんじゃないでしょうか?

あれはね、恐怖と不安で親達をビビらせる呪いやね。
私はそう思っている。
そして
返ってその親子の関係性を今以上に悪化させるだけかもしれん。
とも思っている。

実際のところ子育てに正解も不正解もないです。

報道で出されているものは、現実とのギャップがある家族が多いと思います。
なぜなら、あれはある一つの家族の話であって
実際のところ、この日本だけでも考えてみて?
家族はいくつあるのでしょう?
しかも多種多様にある。
そのテレビで放送された、たった一つの家族と
全く同じ条件と環境の家族が存在するとは思えない。

あれは色んな条件が複合されて出来た家族であり
その家族を放送されたものです。
その複合されているものの中身だって一つ一つ違う。

さらに、同じ環境で育てられたとしても
全く同じ身長で体重で性格で病気までも同じ子供が育つでしょうか?

そこには同じ環境ということ自体がまず存在しないと私は思っています。

だからあなたがその放送された家族と
自分の家族を照らし合わせること自体不要です。


それに、どう育てたらあんな子供に育つのかなんてね
答えは無いから。

何かを教える時、人によってはそれまでの生い立ちによって
「何くそ!」って本人が思えるような言葉がけによって伸びる人もいます。
その逆もあります。
だって一人一人違うからね。

親が子供にしてあげられることは…

全ての親御さん達に伝えたい。
テレビの放送から強調されている内容を自分に当てはめなくていいです。
そこから感じ取られる理想化された親像と自分と比較なんかしなくていいです。
そもそも完璧な親なんか存在しないです。
完璧であろうとはしていなくても逆に自分を蔑み「どうせ自分はろくでもない親なんだから」と
自分にストレスを与え子供との関係性にマイナスの影響を与え
無理やり自分を「ろくでもない親だ」と証明しようとしなくていいです。

親なんてある程度子供が大きくなった後は何もしてあげることがなくなるし
自分の無力さを思い知るものです。
(だからって無力さを感じたくないが故に子供に何かを与え続けようとしなくて良い。)
だけど、時と場合によりはしますが
そのことを知った時(親が自分を本当は何もしてやれない無力だと知った時。)子供は自立に向かって成長している証でもあります。
そしたら、あなたの子育ては終盤です。
自分によく頑張ったと言うてあげてください。

子供は親から離れ自分の力で人生を生きていけるようになったということ。
それが子育ての最大の最終目的だと私は思います。

親が子供にしてあげられることは
子供がどう生きたいか?
それを自分で見つけられるまで付き合ってあげること
かなと思います。

その道中、そりゃ子供だって色んな経験をしていくし
ガタガタ道の時もあります。
それが人生だから。

それでも親は見捨てないでそばに居続けることじゃないでしょうか。

問題を起こしたとしても、そこには必ずそこに至るまでの経緯がある。
その時一緒にまた歩んだら良い。

それを親御さんも知っておくことも大事かな。
ご自身だってこれまでの人生振り返ってみたら色々あったように…


子育てへの心配や不安について。
テレビの放送などに惑わされる必要はないです。
全国にはいくつ家族がありますか?
そのたった一つの家族をテレビで見て心配したり不安になったりしなくて良いです。
親が自分の子供にしてあげられることはテレビの中には無いのだから…

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藤田 侑杏恵🍀親子・夫婦・人間関係・心理カウンセラー・発達障害ADHD当事者・九星気学運気予報士