2011 温もりを求めて

夫婦・親子・人間関係・機能不全家族・発達障害ADHD・虐待・トラウマ・ネグレクト・セックスレス・モラハラ・産前産後の不安などについて。

自立させてもらえないまま結婚した場合の弊害…3

本日のHP blogです。

自分の心が行方不明なんです💦

他人のことは客観視して見えているようで実はそれも怪しいものです。
それ自体、自分の内側からくる反応でジャッジしていたりしますからね💦
自立って「誰にも頼らずに…」という意味で使われることが多いようですが
実際は「そうじゃないよな」って個人的に私は思っている。


昨日の続きになります。

関連記事
「夫婦・親子関係:自立を妨げることの弊害…1」
「夫婦・親子関係:自立を妨げることの弊害…2」
自立させてもらえないまま結婚した場合の弊害…1
自立させてもらえないまま結婚した場合の弊害…2

この記事は、こういう大人に育てた親達を責める為のブログではありません。
だって、その親達もある意味、被害者なのですから…

ただ、自分の代で完璧に終わらせる事はできなかったとしても
少しでも軽くなるようにする。

それはできると思います。

そういう意味で書いていきたいなと思っています。

さて今日のタイトル「パートナーに対して起きる弊害」について書いていきたいと思います。

パートナーに対して起きる弊害

誰だって生い立ちの中に「痛み」や「辛さ」は多少あるものだと思います。
どんなに素晴らしい親に育ててもらったとしても
その親が素晴らしい親だと認識できるには
そうじゃない時の親を知らなければ認識できないというものです。

だから親も子供も一緒に育つんですね。

よく言いますやん。
「子育ては親育て」

ただ、生い立ちの中に色んな心の傷が複合的にあると
その傷を埋めたり癒したいという思いから
埋められずにいた心の傷をパートナーに癒してもらいたくて
求めることはよくあることだと思います。
(パートナーじゃなくても友人だったりすることもあるかも知れませんね。)

それがパートナーに抱え切れないものだとすると
「重たく感じられて」「しんどくなって」「逃げたくなる。」

例えば幼い頃から「お前のせいだ」と攻められて来た人は何気ない会話の中から
(え?今それ、過去の私に対して文句言ってる?)
と感じたり
(やんわり一人になりたいって言ってる?)
と感じたり
(つまり、私の作ったご飯はまずいって言ってる?)
と感じたり
何でも自分に置き換えてくるのでパートナー側は
「会話が辛い💦」

となる人が「温もりを求めて」で
夫婦カウンセリングを受けられている人では多いように思います。

それでも前に進めます。

愛着障害
境界線の無さ
見捨てられ不安
人に対する恐怖心

色々混ざり合って日常で生き辛くなることってあると思います。

例えば
「人を信頼してはいけない。」
…という思い込みを埋められていると
誰かが言った言葉を疑ってかかって捉えてしまったり
パートナーの行動や言葉を少しでも不審に思うと
追求して追い込んでしまったり
子供のお友達関係で何もないのに過度に心配して疑ってかかったり


権威と権力は絶対だ。
…と埋め込まれていると
相手が上か下か、職業や学歴で計ってしまったり判断したり

〇〇ならば✖️✖️のはずだ!
…という色んな方程式を持たされていると
私を愛しているならば覚えてくれているはずだ。
とか
大切に思うなら、心配してくれているなら、気にかけてくれているなら、
と自分なら相手に対して〇〇する。だから相手も私に対して同じように思うはずだ。
と決めつけ試してしまったり

様々なものが重なり合わさる事で日常に弊害が出てきます。


大なり小なり誰だって何らかのものは持っていると思いますが
それが極端に激しい場合、本人にとってはそれが当たり前なので
「それは当たり前じゃないよ」って伝えても通じなかったりして…

また、「あぁ…そうかも知れない…」と本人が気がつき始めても
そこから、それを手放す作業が物凄く困難だったりしますね。

だってそれを手放すということは
今まで自分の身を守ってきたお守りや鎧を手放すようなもので
その恐怖はいかほどか…ということです。

ただ、そこへの理解を得られることは
本人にとって、とても大きな力となることは言えます。

自分にとっての困難を
誰からも注目を浴びることがなかったワケですから
その「生き辛さ」や「困難」を「無かった事にして封印して隠して」こられた。
(そもそもそれ、ほとんどが親からの負の継承だったりしますからね…)
そこを理解し知ってもらえるということは
息を潜めて呼吸をしていたのを大きく深呼吸し
そして普通に息をしても良いと感じられる感覚かも知れません。
それは体から力が少しずつ抜けていくような安心に繋がりますからね…

そしてその育みをそこから始めてもいい。
受けて初めて源泉ができて人へも向けられるというもの。

そういう意味で「温もりを求めて」で
「夫婦カウンセリング」を受けておられるご夫婦は
最初はそこから始まって
次の段階で
自分の問題に気がついていかれ
自分に注目してあげる時間を持ってあげて
少しずつ前に進んで行かれる方が多いなと感じております。


ここからは少し私が勝手に感じていることを…

本当は誰だって「自立なんてできちゃいない。」
とも思っています。
(そういう意味ではタイトル間違ったなと途中で気がついていたのですが😅
心に傷がない人なんていないんだから。)

自立って難しいものです。

誰にも生い立ちからくる傷はあるし
そこについては問題を抱えているものです。
(だから自分で決めることができなかったり
行動できなかったり自分に制限がかかったりするんですから。)

人のことは客観視できるから見えているようで
その客観視さえ怪しいものです💦

だってそれ自体、自分の抱えている問題が浮上しての反応だったりしますからね😅

だから偉っそうに私、「自立させてもらえなかった大人」について書いちゃってますが…

社会に出て困ったときに「助けを呼べること」が出来れば良いなって思います。

そういう意味でも自分では難しいと思ったらプロのサポートを受けるのも有りじゃないでしょうか…

そのサポートを受ける事によってパートナーや自分の子供や友人との関係で
混乱したり、振り回されたり…ということが軽くなると良いですね。

(最後宣伝みたいになっちゃいましたが😅
お近くの信頼できるカウンセラーに繋がると良いですね。)

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藤田 侑杏恵🍀親子・夫婦・人間関係・心理カウンセラー・発達障害ADHD当事者・九星気学運気予報士