2011 温もりを求めて

夫婦・親子・人間関係・機能不全家族・発達障害ADHD・虐待・トラウマ・ネグレクト・セックスレス・モラハラ・産前産後の不安などについて。

親子・夫婦・人間関係:「私は誰かの1番にはなれない。」「最終的に自分は選ばれない。」

本日のHP blogです。

巷に溢れる方法論をやってもできない場合、自分に更に烙印を押すことになる。


巷に溢れる「心が軽くなる情報」や「方法論」を見つけて
実際にやってみても上手くいかなかった時
「ああ、やっぱり自分は何をやってもダメなんだ。」と自分を責めなくて良い。
それはあなたが悪いからでは決してありません!

方法論に万能なんて無いのですから…

今日は継続でカウンセリングを受けてくださっているクライエントKさんのお話を
掲載許可をいただき、お借りしながら
巷に溢れる「考え方や捉え方を変える方法論」などについて
私が思うことをお伝えしたいと思います。


クライエントKさん

皆んなはできるのに自分だけできないことで

「あ〜だからやっぱり自分はダメなんだな。」

って思い癖を持つことがあります。

でもその皆と同じ事ってよくよく見てみると、そもそもそれ
『無理ゲェ〜!』なことがあります。

例えば(これは私の話ですが↓)
高跳びの授業で皆んなスイスイ飛んで行ってるんですけど
私は身長が低くてとてもじゃ無いけど飛べはしなかった。

そもそも最初から身長差があるんですから不利ですよね。

でもそこは考慮されない。

通信簿では体育の授業はC。

これ一つをとって『私は運動神経が無い。』と思い込む。
皆んなが軽くクリアーするところが自分はできないわけですから。
(まぁ💦全体的に足も遅いし機械運動も苦手でしたしね💦)

いえね、でも、です。
仮によ、身長があっても運動が苦手な人もいますよねって話です。

ここが見れたら案外「だから、やっぱり自分はダメなんだ。」
とは、思わなくても良い。って思えるかも知れない。

『誰だって得意不得意はあるんだから。』

でも…

それが、頭で分かるだけで心が一致しない。


(ここからはクライエントKさんの話です。)

「私は誰かの1番にはなれないんだ。」
「最終的に自分は選ばれない。」と長い年月思ってきました。

「温もりを求めて」で数年前から月一のペースで
カウンセリングをリモートで受けて来られました。

「私は誰かの一番にはなれない。」
「最終的に自分は選ばれない。」

これはカウンセリングを継続で受け続ける中で言うておられたことです。

カウンセリングを継続されていくとアンテナが敏感になってくることがあります。
気づきに出会いやすくなるといいますか…

先日のカウンセリングでは
こんなことをお話しされました。


ある時、YouTubeの動画を見ていたら
幼い子供が下の兄弟を抱っこしている母親に嫉妬している様子の動画が流れてきた。

それを見た時
「こんな小さな子供でも嫉妬するんだ。そういうことが分かるんだ。ヘェ〜!」

って思ったのね。

その時は、そこまで。でしたが…

その後
キッチンでご飯作ってる時に思い出した。

親戚の人が自分をすごく可愛がってくれていたのに
自分の子供に孫が生まれたら「遊びにおいで」とは言われなくなった。

その時のことと、その後小学校へ入学した時のことがリンクします。

小学校へ入学すると上級生が
お世話しに来てくれたり遊んでくれたりした。

最初は自分の所にお世話しに来てくれたり遊んでくれていたのに
ある日から急に別のお友達の所に上級生達が集まるようになった。

『なんでだろう?』

そうは思ったけれど、分からない。

注目を得よう色々やってみたけれど…上級生達はこちらに来てはくれない。

この二つの場面を思い出されたんですね。

あまり詳しく書かない方が良いかと思ってでザックリ書いたのですが
下書きを読んでいただいたら
以下のようにお返事くださいました。


『身内の中で最初に産まれた孫だから注目されて
いろんな大人から引っ張りだこだったのに
2歳の頃にその親戚に内孫が産まれたらその注目は内孫にいってしまい
小学1年生になって6年生が1番最初は休み時間になると
自分のとこに大勢きてくれて相手をしてくれてたのに
ある日突然他の1年生を相手にし始めて自分はひとりぼっちになってしまい

「私は誰かの1番にはなれないんだ」
「最終的に自分は選ばれない」

と確信した。

私が感じた事はこれでした。』


Kさんが思い出されたのは、そう思うようになった切っ掛けが
この出来事からだった。


ですが、別の人が同じような思い込みを持っていても
一人一人の起源は違います。

そこは大前提としてお伝えしておきたい。

そして継続をしていくと、どんどん変化していきます。

大事なのは昨日のブログでもお伝えしましたとおり
カウンセリングは基本的にアドバイスの場ではありません。
決めるのはクライエントです。

カウンセラーは何も知らないのですから。

クライエントがそれでOKと感じることが一番大事であり
答えなどカウンセラーは持っていないのだから。

ネットの中には様々な情報が溢れているけれど…

そのアドバイスや方法をやってみてもできない自分がいると
また更に烙印を押すことになります。


巷には沢山の方法論で溢れている。

誰だって幸せになりたいし
早く楽になりたい。
ネットの中に答えがあると思えて
彷徨うことだってあると思います。

苦しい時、外側に答えがあると思いたいしね。

ですが、もし、「これであなたも一発でトラウマから解放される!」
なんていう文言や

「もし〇〇でお困りの方へ…」
(私も過去にこういう題目で書いたことがある。)

という文言を見つけたら
楽になりたいんだもん…見たいですよね。


そしてそこに書いてある「方法論」をやってみた。
「考え方を変えてみたら良い。」と書いてあるのをやってみた。

それをやってみて本当に楽になられたならOKです。

それが一時的な物であったり
何も変われなかったなら

根本的な所を見る必要があるということかも知れません。

だから、そこでまた間違っても自分に対して
「やっぱり私は何をやってもダメなんだ。」
とかね、思わないで欲しい。

あなたが悪いのでは決してないからです。

そこは強く強くお伝えしたいところです。

そしてもし、勇気が湧いたなら
共に根本的な所を少しずつ見て参りましょう。

私はその勇気をいつだって歓迎いたします。

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藤田 侑杏恵🍀親子・夫婦・人間関係・心理カウンセラー・発達障害ADHD当事者・九星気学運気予報士