2011 温もりを求めて

夫婦・親子・人間関係・機能不全家族・発達障害ADHD・虐待・トラウマ・ネグレクト・セックスレス・モラハラ・産前産後の不安などについて。

子どもが言ってる言葉の真意を見る。

奈良県生駒市で 離婚カウンセラーをしております。

 

主に 離婚・修復カウンセリング 親子・育児相談(保育士の経験もありますので色々な方向から) 人間関係など・・・

 

心が傷ついて考えても同じところに戻ってきてしまうパターンが始まったら、一度のぞきにいらしてみてください。

 

お役にたてれば幸いです。

 

fujita counseling ふじたカウンセリング believe in yourself -あなた自身を信じてー



http://www.fujita-soudan-nara.com/

 

 

「ある教室の風景・・・」

このテーマで書くときに出てくる少年はいつも同じ少年でした。

仮にS君。

このS君。最近とても表情が”素”なんですよ。

今まではいつも眉間にカッ!っとシワ寄せて、何だか強面の顔を作ってたんですけど・・・

最近それが無くなった。

何か一つ彼の中で解放され必要ない不要なものを処分し手放したような感じ・・・

まだまだ、他のスタッフには難しいけど、でも、明らかに以前とは違いますね・・・

このまま、今しばらく見守り続けたいと思いますねえ・・・


さて今日は新たな少年のお話です・・・

彼はいつも時間に追われるようにお教室に入室したらすぐにサッサと初めて一刻も早く帰宅したがります。

早く帰りたいがために慌てて宿題をこなすのでミスも連発します。

そして採点時にそのミスに対してチェックが入るのでアシスタントに当たり散らします・・・^^:

早 帰りたいのに おばさんらケチやん・・・

もぉ~~負けといてえやぁ~~

ってな具合・・・

彼は「ここに来たくて来とるんちゃうねん」・・・とでも言ってるようです。


ここで、わたしの息子の話を出しますが・・・

先日あるニュースを見て息子が激しく(?)反応しました。

「母さん、さっきなニュースみてんけどな・・・」


どこだったかの中学と小学校が一貫校になるらしく、それについて親たちが「それは良くない」っと言って反対してる・・・

っといったような内容だったと覚えています。

その「親たちの行動に対して」息子は言いたいことが見つかったようです。

「ほらね、こうやって大人は、子どもたちに「味方だよ」「味方だよ」とかなんとか言いながら、結局”自己満ばっかりじゃん!子どもたちに実際、聞いたんかよ?一貫校になることをどう思うのか。反対なのかとかさぁ~~」

どうやら息子は、この現象を通して誰かに怒りをぶつけたいようですよ~~~^^;

私はいつも通りに聞いておりました。

「これって、親が勝手に子どもの人生を子どもからどうしたいのか聞くことなく親の思い込みだけで勝手に決めて「私が親なんだから子どものことは親である私が一番よくわかってるの」

そう言って何もかもわかったようなつもりで子どもの気持ちを無視するねんで」

息子はかつての酷かった頃の私を思い出したようです。

「あ~~そうやったねぇ~オマンが幼いころはオカンもあんたには随分言いたいこと言わせんと来たからなぁ・・・^^;」

そう言うと「そうやそうや!!オカンじゃ!!」

っと満足したように笑う・・・


お教室のF君。

あなたも言いたいことが言える環境があればいいねぇ・・・

そしたら随分楽になるだろうに・・・

F君がアシスタントに当たり散らした内容は本当は別の誰かに言いたかった、又は言いたいことでしょうに・・・

あなたなら、このF君にどう対応しますか・・・?