2011 温もりを求めて

夫婦・親子・人間関係・機能不全家族・発達障害ADHD・虐待・トラウマ・ネグレクト・セックスレス・モラハラ・産前産後の不安などについて。

それ、誰の問題ですか?

奈良県生駒市で 家族問題カウンセラーをしております。

 

主に 夫婦関係カウンセリング 親子・育児相談(保育士の経験もありますので色々な方向から) 

 

 

人間関係など・・・

 

心が傷ついて考えても同じところに戻ってきてしまうパターンが始まったら、

 

 

一度のぞきにいらしてみてください。

 

お役にたてれば幸いです。

 

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アメブロ過去記事2月5日投稿より…

 

 

 

 それ、誰の問題ですか?


って話を今日はしたいと思います。

と言ってもね、この手の話は
今までに何度も話してきたんですが…

懲りずに今日もまた書きますね。


ふじたは生涯目標が「子どもたちのサポート」なので
あるお教室で採点のアシスタントをするお手伝いを
週に数回行っています。

そこで色々な子どもたちと触れて話して
生で色々なことを感じさせてもらっています。


うちのお教室は自主性を重んじる先生なので
子どもたちが自分で宿題を選んで
持って帰る方法を取っています。

今日先生から出された宿題をやってみた加減で
家に持ち帰る宿題を

先に進めるか
それとももう一度同じプリントをした方がいいのか

生徒の判断で任せています。

前置きが長くなりました。

さて、この先です。


ある中学年の男の子。

宿題をいつも沢山持って帰ります。

次来たときに、アシスタントがその持ち帰った宿題を
採点してみると、お直しが沢山出ます。

なので、お教室に来たら、先に進むどころか
宿題のお直しだけで終わることも珍しくありません。



ある中学生の女の子。

彼女もいつも沢山持ち帰っています。

彼女の場合も同じです。

お直しが沢山出ます。


この二人に共通して言えることは何でしょう…



うちの教室はさっきも言ったように
自主性を重んじています。

ですが、この二人の場合は
確かに自主的に沢山宿題を持ち帰っているものの
背後に誰かが居て
本人の意思で持ち帰っているのでは…

なさそうです…

「お直しが沢山毎回出てるから
教室で先に進めることができずに
家でやることになってるやろ?

教室で先に進んでみて
分からんかったら先生に聞いて

(と言っても基本的にアシスタントは
何も教えないのですが…
自分で答えを見つけるサポートのみで…)

それから先に進めそうか
もう一度家で同じのした方がええか
判断したらどう?」




そう聞くとこんな答えが返ってきました。



「お母さんが、○枚持って来い って言うから…」


もう一人の人は

「先に進まないと お母さんが…」


同じ所をやったり
またもう一度簡単なところに戻って
やり直したりすると、親が怒るのだそうで…



事実かどうかは別として
本人にとっても戻ることがプライドが許さない。
ってこともあるかもしれません。

また親御さんの想いも
子どもたちに伝わっていることも
あるかもしれません。


けれど、無理くり前に進めても
しんどい思いをするのは本人です。

何を目的にお教室へ来ているのか
分からなくなります。


例えば、足し算引き算が定着していない子どもに 
掛け算 割り算ができるかといえば…

分かりますよね?


まして 四則混合なんてもってのほかです。


国語力で言うのなら
幼いころに読み聞かせをしてもらっていたけれど
幼稚園卒園したら自分で字がもう読めるから
やめてしまう親御さんが多いのですが…


実は読み聞かせって小学校からが大事で
読み聞かせしてもらってる最中 
頭の中で子どもたちは絵がボン!っと浮かぶ。

・・・らしいです。

すると色々な意味で処理能力が早くなる。

…と言われています。

語彙力も増えますし そうなると
交渉も上手くなるかもしれません。

けれども、それは
基本中の基本ができてこそ。

ではないかしら?

(勿論、このプロセス以外のプロセスからでも
できる子はいますよ^^)


このプロセスを長い目で注目していくことが
大事ではないかと思うんです。

先を急がせることは結果的に
子どもをしんどい気持ちにさせ
学ぶことを楽しくさせるのではなく
苦しくさせるだけに つながりかねません。


もし、親御さんで 

毎月これだけお月謝を支払ってるんだから
進歩がなければ意味がないのよ!!

って思われる方がおられるのであれば
ある意味それは当然と言えば当然ですが

ただ、教えてもらう 
ただ与えてもらう  

それだけでいいのなら
いくらでも先生たちはしますけれど


生きる力とは

自分で考えて
判断して
決断するということ

だと思うんですよね。

そして、これはもう皆さん よくご存知ですよね。

それができるようになる最初のステップと思って
見守っていただけるといいなって思います。


学習塾の先生は、恐らく 皆 
生徒が分からない問題と向き合う時
やり方をすぐに教えるのではなく

まずはやらせてみて
自分で考えさせ
自力でできるようにサポートして行ってる。

と思います。

(もし、一から教えてしまっていたら
それは子どもの問題を大人が奪ってしまい
自力で考える力を
考える経験を
奪うことになってしまいます。)


そして、その分からない問題は
親の問題ではなく 子どもの問題ですね。

親が受験するわけでもなければ
親が代わりに学校へ行って
お子さんの年齢から人生をやりなおせるわけじゃ
ないのです。

親はとっくにその年齢を過ぎていて
今は時代も変わっていて
あの当時のような社会でもなくなってるんですね。


お子さんの人生は、お子さんのものであり
お子さんの問題は お子さんの問題です。


昨日のブログでも書いたように 
「家族問題・離婚カウンセラー、パートナーの心を思い通りにするアドバイス!!んなもんあるか!!」
お子さんの根っこと
親の根っこを混ぜたらアカンですね。

それはかえって 子どもと親の関係も
悪化させることにも なるかもしれませんからね。

今日は「それ、誰の問題ですか?」って話でした。


そうは言っても、子どもの問題を奪わずに
見守ることは至難の業です。

だけれども、私等親は
いつまでも子どもと一緒に
生きることはできませんね。

順番で行けば先に親が逝くんです。

その時、あなたはどういう状況で
逝きたいですかね…


あ、ちょっとまた 意地が悪かったですかね^^;


 

本日のアメブロ記事・・・

 

自己満足でいい人されたら たまったもんじゃない。でも自分大好きでいられたら気にしないですんだかも|fujita counseling @ chigusa fujita